TRIO [門前のB.B.もスィングする]
「Love Scenes」 Diana Krall (1997)
ちょっと違うよなぁ~ このジャケットもこのタイトルも
最後の最後まで手に取るのを躊躇していました
それが、ここまで聴き込むことになるとは・・・うれしい誤算なのです
リズミカルにリフを刻む骨太のベース
寄り添うハスキーな歌声
繊細なギターの音色が申しわけ程度に追いかけてくる
ピアノと入れ替わり立ち代り・・・
Vocal&Piano、Bass、Guitar のトリオですが、音を詰め込み過ぎず
"間" があることによって各々の音色が際立っています
トリオっていえば、Oscar Peterson Trio くらいしか知らない僕には
Drum がいない構成が不完全なものに思えていたのですが大間違いでした
真夜中に溶け込みそうな、しっとりとしたリラックス感に毎日やられてます
「Love Scenes」 Diana Krall (1997)
01. All Or Nothing At All
02. Peel Me A Grape
03. I Don't Know Enough About You
04. I Miss You So
05. They Can't Take That Away From Me
06. Lost Mind
07. I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You
08. You're Getting To Be A Habit With Me
09. Gentle Rain
10. How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)
11. My Love Is
12. Garden In The Rain
Diana Krall – lead vocals, piano
Christian McBride – bass
Russell Malone – guitar
ネットのアルバム評に「Ray Brown 直系の Christian McBride が参加していることが宝」
というのもありましたが、確かにベースが印象に残る一枚です
Oscar Peterson はじまりで Ray Brown や Joe Pass も聴くようになりましたが
同じように Christian McBride のベースや Russell Malone のギターを堪能するのもいいなと
未知のアーチストへの展開に思いを馳せる僕なのです
全く知らなかった Diana Krall をご紹介くださった そらへいさん には感謝感謝です。
今回に限らずいつもいつもなのですが・・・
ありがとうございます
2016-04-30 22:43
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コメント(4)
この頃のダイアナ・クラールは
より本格的にジャズってるなという気がしますね。
そしてどのアルバムでも
聞くたびに新しい発見があるような気がします。
レイ・ブラウン、ジョー・パスもいいですね。
ダイアナ・クラールのバックミュージシャン?はこれから勉強です。
by そらへい (2016-05-08 21:34)
そらへいさん、コメントをありがとうございます。
確かにスタンダードも織り交ぜながら、よりJAZZって感じですよね。
ダイアナ・クラールってピアノもすごいですね。
ピアノソロをノリノリで聴いてたのですが、よく考えると
これも彼女が弾いてるんだなぁ~と気づいて衝撃でした。
当たり前なのですが。
バックミュージシャンは、やはりRay Brown 直系の Christian McBride
に興味シンシンなのですが、そらへいさんが紹介されていたYoutube の
ギターにもかなりシビレました。
ギターを愛おしむようにつま弾いている。
これが Russell Malone かなと思ってるのですが・・・
by b.b.mk2 (2016-05-08 23:21)
ギターはひょっとすると、アンソニー・ウィルソンかも知れません。
この間の来日時はそうでした。
風邪気味の彼女を助けて、かなり長いソロを聴かせてくれたりしてました。
もう一人のジャズバイオリニストとともに。
by そらへい (2016-05-09 21:33)
そらへいさん、ありがとうございます。
やはりLive in paris のギターはアンソニー・ウィルソンでした。
画像で確認しました。本当に繊細で素晴らしいギターですね。
「Love Scenes」のRussell Maloneのギターも素晴らしいし
これはうれしい悲鳴です。
by b.b.mk2 (2016-05-09 23:26)